【主婦も使える】教育訓練給付金の制度と使い方をわかりやすく解説|再就職・資格取得に活用!

  • パートや派遣の契約が終わって、次の仕事もなかなか決まらない」
  • 「年齢もブランクもあるし、また働けるのか不安」
  • 「今さら学び直しなんて…でも、やれることはやっておきたい」

そんなふうに、焦りやモヤモヤを抱えていませんか?

私もいま、派遣の契約が終了して無職に。
これを機に働き方を見直そうと、ハローワークで見かけた「教育訓練給付金」の制度について、興味を持って本気で調べてみました。
調べていく中で感じたのは、「失業中の方だけでなく、ブランクから復帰したい主婦にも役立つ制度」だということです。

この記事では、失業中の方にも、再スタートを考えている方にも役立つ「教育訓練給付金」の活用法を、できるだけわかりやすく整理しています。

「そろそろ何か始めたい」「ムダなく制度を使いたい」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

はないろ

主婦こそ使える制度!調べる価値ありです。

目次

教育訓練給付金とは?主婦でも使える再スタート支援制度

教育訓練給付金とは?制度の目的と基本のしくみ

教育訓練給付金は、厚生労働省が実施する公的な支援制度です。
対象の講座を受講・修了すると、かかった費用の一部が戻ってきます。

この制度は、働く人がスキルを身につけて安定した仕事につけるようにすることを目的としています。
正社員だけでなく、パートや離職中の人、専業主婦の方も、一定の条件を満たせば利用できます。

なぜ主婦におすすめ?教育訓練給付金がぴったりな理由

教育訓練給付金は、「そろそろ働きたい」「もう一度スキルを身につけたい」と考えている主婦の方にぴったりの制度です。

  • 離職後20年以内なら使えるので、ブランクがあってもOK
  • 再就職に役立つ講座(医療事務、保育士、パソコンなど)が多数対象
  • 扶養のままで使える場合もあり、家庭と両立しやすい
  • 在宅で受けられる通信講座もあるので、子育て中でも始めやすい
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今の自分にできることをもう一度学び直したい!
そんな気持ちに寄り添ってくれる制度です。

教育訓練給付金 3つの種類

スクロールできます
種類支給率上限額主な対象講座例
一般教育訓練20 %10 万円パソコン、簿記、医療事務、英語検定など
特定一般教育訓練40 %(最大50 %)最大25 万円介護職員初任者研修、宅建士、登録販売者など
専門実践教育訓練50 %(最大80 %)最大64 万円キャリアコンサルタント、保育士、介護福祉士、IT資格(基本情報など)

※講座は「教育訓練講座検索システム」で確認できます。

制度を利用するための前提条件

給付金を受け取るには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 雇用保険に1年以上加入していたこと(初回の場合)
  • 離職後20年以内であること(ブランクがあってもOK)
  • 受講前にハローワークで申請手続きをすること(申し込み後では間に合いません)
  • 講座を修了すること(途中で辞めた場合は支給されません)

また、教育訓練給付金は「費用を一度自分で払ってから申請する制度」です。
失業手当を受け取っている間であれば、生活費の心配が少ないため、利用しやすくなります。

教育訓練給付金をムダなく活用するための4ステップ

ステップ① 対象講座を探す(検索システムの使い方・選び方)

教育訓練給付金を使うには、国が指定した講座を選ぶ必要があります。
自由に申し込めるわけではなく、対象外の講座を受けてしまうと給付は受けられません。

まずは、厚生労働省が提供している「教育訓練講座検索システム」で探してみましょう。

講座の検索方法(公式サイト)

  1. 教育訓練講座検索システム(厚生労働省) にアクセス
  2. 都道府県、講座の種類(一般・特定一般・専門実践)を選択
  3. 「キャリアコンサルタント」や「医療事務」などキーワードで検索
  4. 通学・通信、開講時期、スクール名などを条件で絞り込めます

選び方のポイント

  • 給付率を確認する
    最大どれだけ戻るかを確認(20〜80%)
  • 通いやすさ・学びやすさ
    オンライン可/平日昼のみ/土日対応など
  • 資格につながるか
    履歴書に書けるか、就職に直結するか
  • 費用と期間
    総額と期間が自分に合っているか

よくある失敗

  • 「対象講座だと思って申し込んだら、給付対象外だった」
  • 「開講前に手続きをしなかったため、給付が受けられなかった」
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講座を見つけたら、その講座コードと給付対象区分をメモして、次のステップ(ハローワークでの事前申請)へ進みましょう。


ステップ② 受講前にハローワークで申請する(必須手続き)

教育訓練給付金を使うには、講座を申し込む前にハローワークでの申請が必須です。
「申し込んでから行けばいい」と思ってしまう方も多いのですが、後からでは給付を受けられません。

申請の流れ

STEP
講座を検索・選定したら、その講座の「教育訓練講座コード」を控える
STEP
お住まいの地域を管轄するハローワークに行き、「教育訓練給付金の相談をしたい」と伝える
STEP
以下のような書類を提出・確認します
  • 雇用保険被保険者証(または離職票など)
  • 身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 講座案内の資料(パンフレット、公式サイトの印刷など)
  • 教育訓練講座コード
STEP
対象条件を満たしていれば「受給資格確認通知書」が発行されます
STEP
その後、講座に正式申し込みを行うことで、給付金対象になります

ここに注意!よくある失敗

  • 受講申込みを先に済ませてしまったため、給付対象外になった
  • パンフレットや講座コードを持たずにハローワークへ行って、再訪が必要になった
  • 雇用保険の加入期間が足りなかった(1年未満)
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平日しか開いていないハローワークも多いので、早めの予約や時間の確保をおすすめします。
不安なときは、電話で「給付金の事前申請について相談したい」と伝えるとスムーズです。


ステップ③ 講座を修了する(出席・課題・試験の注意点)

教育訓練給付金を受け取るためには、講座を「最後まできちんと修了する」ことが絶対条件です。
受講しただけでは対象にならず、「修了証の発行」または「資格取得」が必要になる場合もあります。

修了の条件は講座によって異なる

  • 一定の出席率(8割以上など)が求められる
  • 課題提出やレポートが必要な講座もある
  • 資格試験が含まれている場合、合格が給付の条件になるケースもある

たとえばキャリアコンサルタント講座の場合、修了すればまず50%が支給されます。
さらに「最初の試験で合格し、1年以内に雇用保険付きで再就職」すれば、+20%が追加支給されます。
さらにさらに、「再就職後の賃金が5%以上アップ」していれば、+10%の支給も受けられ、最大で80%(上限64万円)が補助されます。

途中で辞めると、給付金はもらえません

途中で挫折してしまうと、お金も戻らず、時間もムダになってしまいます。

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受講スケジュール・家庭の都合・体調などをしっかり確認してから申し込みましょう。

安心して修了するための工夫

  • 家族の協力やサポート体制も意識しておくと安心
  • 通いやすい時間帯・場所・学習方法を選ぶ(通信・土日対応など)
  • 不安なことは講座の説明会や問い合わせ窓口で事前に確認

ステップ④ 修了後に申請して給付金を受け取る

講座を修了したら、いよいよ給付金の申請です。
ここでもう一度大事なのが、「修了しただけでは終わりではない」ということ。
必要書類を提出しないと、給付金は振り込まれません。

申請に必要な主な書類

  • 教育訓練給付金 支給申請書(ハローワークにあります)
  • 修了証明書(講座修了時にもらえます)
  • 領収書(受講料を支払った証明)
  • 講座のパンフレットや指定講座コードがわかる資料

講座の種類によっては、資格取得証明書や雇用証明書も必要になります(専門実践教育訓練など)

給付金の支給タイミング

  • 一般・特定一般教育訓練
    修了後に一括で支給
  • 専門実践教育訓練
    6か月ごとの分割支給(最大3回)
    追加の20%・10%を受ける場合は、後日別途申請が必要です

よくある注意点

  • 申請期限は「修了日から1か月以内」が基本です(遅れると無効になることも)
  • 講座で案内される申請資料は、しっかり保管を
  • 不安なときは、修了前にハローワークへ相談しておくと安心です
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「せっかく受講したのに申請を忘れてしまった…」という声、実は多いみたいです。
修了日から逆算して、書類提出のスケジュールを立てておくのがおすすめです。

教育訓練給付金のメリット・デメリット【主婦のリアル視点で】

教育訓練給付金のメリット

  • 家計にやさしく学び直せる
    主婦にとって「講座に何万円も払うのは厳しい…」というのが本音。
    この制度なら最大80%が戻ってくるので、「あきらめていた講座」にチャレンジしやすくなります。
     
  • ブランクが長くてもあきらめなくていい
    教育訓練給付金は、離職後20年以内であれば対象になる制度です。
    結婚・出産で長く働いていなくても、過去に雇用保険に入っていた経験があればチャンスあり。
    「もう無理かも」と思わずに、まずは条件を確認してみてください。
     
  • 育児・家事と両立しやすい講座も多い
    短時間・週1〜2回・通信講座など、家庭優先のスケジュールで学べる講座が豊富
    小さなお子さんがいる方にも取り入れやすいのが魅力です。
     
  • 扶養のままでも使える可能性あり
    在職中でも、雇用保険の加入歴さえあればOK。
    現在扶養内パートでも、条件を満たせば利用できる制度です。
      
  • 「そろそろ働きたい」を後押ししてくれる
    「ずっと専業主婦だったから不安…」という声に応える制度です。
    ブランクが長くても、再就職を見すえてスキルをつけられるチャンスになります。

教育訓練給付金のデメリット・注意点

  • 一時的にお金を立て替える必要がある
    受講費用は申込時に全額自己負担
    あとで戻ってくるとはいえ、家計への影響は事前に確認しておきたいところです。
     
  • ハローワークでの事前手続きが必須
    「あとで申請すればいいや」と思って受講を始めてしまうと、給付の対象外に
    申し込み前にハローワークで手続きするのが絶対条件です。
     
  • 家族の協力が必要なケースも
    受講中は学習時間や試験勉強も必要です。
    家事や子どもの送迎など、事前に家族と相談しておくと安心です。
      
  • 修了や合格が条件の講座もある
    途中でやめてしまったり、試験に落ちてしまうと給付されないことも。
    「自分に合う講座を選ぶこと」「無理なく続けられるかどうか」もポイントです。
はないろ

正しく理解すれば、学び直しの大きな味方になる制度です。

教育訓練給付金のQ&A【主婦のためのよくある質問】

Q. 専業主婦でも教育訓練給付金は使える?

はい。過去に雇用保険に1年以上加入していた方であれば、現在は専業主婦でも対象になります。
ただし、離職後20年以内という条件があります。
受講前にハローワークでの事前申請が必須です。

Q. パート勤務中でも申請できますか?扶養内でも大丈夫?

はい。パート勤務中でも、雇用保険に1年以上加入していれば申請できます。
扶養の範囲で働いていても、給付金の対象になるケースは多くあります。

ただし注意点もあります。
教育訓練給付金は非課税なので、基本的に扶養から外れる心配はありませんが、
職業訓練受講給付金(月10万円)など別の制度を併用する場合は、扶養に影響が出る可能性があります。
不安な場合は、ご主人の会社の健康保険組合に確認するのがおすすめです。

Q. ブランクが長くても使えるの?

はい。離職後20年以内であれば、たとえブランクが10年、15年あっても対象です。
育児や家族の事情で仕事を離れていた方でも、条件を満たしていれば利用できます。

Q. 家事や子育てと両立できる講座はありますか?

あります。通信講座や、週末・短時間で学べる講座も多数用意されています。
教育訓練講座検索システム」では、通学・通信、講座の時間帯などで絞り込みができるので、生活スタイルに合う講座が見つけやすくなっています。

Q. 夫に内緒で申し込んでも大丈夫?

申請自体は本人が行うものなので、基本的には問題ありません。
ただし、通学や課題の時間が必要になる講座もあるため、家族と協力できる体制を整えておくと安心です。

まとめ|教育訓練給付金で“これから”を変える一歩に

教育訓練給付金は、今の働き方を見直したい主婦の方にこそ知っておいてほしい制度です。

仕事を離れていた方も、パートで働きながら悩んでいる方も、
「このままでいいのかな」
「もう少し違う働き方もあるのかも」
そんなふうに感じているなら、ひとつの選択肢になるかもしれません。

私自身も、まだはっきりとした答えが出ているわけではありません。
でも、調べていくうちに「今できることをやってみようかな」と思えるようになりました。
もし今、少しでも気になったら、まずは情報を見てみてみてください。

給付金をもらうには、講座の申込前にハローワークでの手続きが必要というルールがあります。
とにかく早めに動いておくのがおすすめです!

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