失業手続きをして、雇用保険説明会にも参加して、ようやく「初回認定日」がやってきました。
実はこれで失業手当の申請は3回目。
大まかな流れはわかっていますが、制度は少しずつ変わっていくもの。
「この書類、前もこんな感じだったかな?」
「職業相談って、今回はどんなふうに進むんだろう?」
そんなふうに思いながら、ひとつひとつ確認しながら進めてきました。
この記事では、初回認定日の流れや所要時間、持ち物、職業相談の内容などを、主婦の体験談としてまとめています。
初めての方、久しぶりにハローワークへ行く方の参考になればうれしいです。
失業手当の基本的な仕組みや計算方法については、下記記事でくわしく解説しています。
初回認定日ってどんな日?失業手当とどう関係する?
初回認定日は“支給開始”のスタート地点
雇用保険説明会が終わると、次にやってくるのが「初回認定日」。
ここでは、「失業の状態」であることをハローワークに認めてもらう必要があります。
この認定を受けてはじめて、失業手当が支給される仕組み。
つまり、「失業中であることの証明」と「就職に向けて活動していることの確認」が行われる、重要な日です。
なぜこの日が大切なのか?【支給の仕組みと関係】
「雇用保険に入っていたから、退職すればすぐに手当がもらえる」と思いがちですが、
実際は「認定日」ごとに「失業の状態であったこと」を証明しないと支給されません。
とくに初回は、これからのスケジュールや支給額の目安なども説明されるので、支給がはじまる節目としての役割があります。

この日を無断で欠席してしまうと、支給が遅れたり受けられなくなることもあるので要注意です。
ハローワークの初回認定日|当日の流れと所要時間
まずは受付から|番号札を受け取って順番待ち
ハローワークに着くと、入り口近くに「認定日の方はこちら」と書かれた案内図があり、
どこに行けばいいか一目でわかるようになっていました。
受付付近もわかりやすく整理されていて、
特に声をかけなくても、見れば自分がどこに進めばいいのかがわかる仕組みになっていました。
番号札を取り、案内にしたがって必要書類を提出。
その後は呼ばれるまで待機です。
この日はそこまで混んでいなくて、全体で30〜40分ほどで手続きが終わりました。
持ち物チェック|これを持っていけば安心
受付で最初に提出した書類
- 失業認定申告書(記入済み)
- ハローワーク受付票
窓口で確認・提示を求められたもの
- マイナンバーカード(本人確認書類として)
- 雇用保険説明会・初回講習受票
この「雇用保険説明会・初回講習受票」は、前回参加した雇用保険説明会に参加したことを証明する書類です。
提示することで、求職活動実績1回分としてカウントされるため、忘れずに持って行くことをおすすめします。
持ち物には含まれていたけれど、今回は使わなかったもの
- 雇用保険受給資格者のしおり
当日は特に提示を求められる場面はありませんでしたが、初回は何かと確認したくなることもあるので、念のためカバンに入れておくと安心です。



ちなみに、服装はとくに決まりはなく、私は普段着で行きました。
まわりもラフな格好の方ばかりで、スーツなどの人はいませんでした。
失業の認定と支給額の説明
書類を提出して、いくつか確認を受けたあと、無事に「失業」として認定されました。
その後、「今回の支給額は、日額〇〇円×〇日分です」と、計算根拠とあわせて口頭で説明がありました。
支給額の内訳まで教えてくれるのは、ありがたいですね。
また、「振込は通常1週間以内。早ければ数日で入ります」と案内されました。



私は、3営業日後に銀行口座へ入金されていました。
ちなみに、失業手当は基本的に「28日分(4週間)」ずつまとめて支給されます。
ただし、初回は「7日間の待期期間」があるため、実際に支給されるのは21日分です。
そのため、初回の振込額は少なめになりますが、制度上はこれが通常の流れなので、あらかじめ心づもりしておくと安心です。
就労した場合や再就職した場合のシミュレーション表ももらえた
さらに、「受給中に働いた場合」や「再就職が決まった場合」にどうなるのかをまとめた、2種類の資料も受け取りました。
受給中に働いた場合の資料
1つは、受給中に短時間でも働いた場合に、失業手当がどうなるのかを解説した資料です。
たとえば
- 1日に何時間働いたか(4時間未満/4時間以上)
- 週に何日働いたか
- その日の収入がいくらだったか
といった条件によって、「手当が満額出る」「減額される」「不支給になる」といったパターンが細かく分かれていて、それぞれどう申告すればいいか、○や×の付け方まで図でわかりやすく説明されていました。
再就職が決まった場合の資料
もう1つは、再就職手当の見込み額が日付別に一覧化されたシミュレーション表。
「この日までに就職が決まれば、これくらい支給される」といった金額が日ごとに整理されていて、
就職のタイミングによって手当額がどう変わるかが一目でわかる内容でした。
こういった資料があると、「少しだけ働いたらどうなる?」「再就職手当をもらうにはいつまでに決めればいい?」という疑問がクリアになり、安心して今後の計画を立てやすくなるのでありがたいですよね。
職業相談も受けてきた|希望条件と紹介された求人
失業認定の最後に「職業相談も受けていきますか?」と聞かれました。
認定日の人は、職業相談を優先的に案内してもらえるとのこと。
せっかくなので、受けてみることにしました。
どんなことを聞かれる?
窓口では、まず「希望職種や働き方」についての簡単なヒアリング。
「週に何日働きたいか」「通勤時間はどれくらいまでか」など、ざっくりとした希望を伝えるだけで大丈夫でした。
これまでの経験についても軽く話しましたが、履歴書を見せる必要はありません。
「こういう仕事をしていたので、近い分野で考えています」と話すだけでも十分伝わりました。
紹介された求人と対応の印象
希望条件を伝えると、担当の方がハローワークの検索システムで求人を調べてくれました。
その中から、いくつかの求人票リストを紙に印刷して渡してくれて、自宅でじっくり検討できるように案内してくれました。
「まずはご自宅で見てみて、応募したい求人があればまた来てくださいね」とのことで、急かされるような雰囲気もなく、終始落ち着いた対応でした。
求人票には、勤務時間や時給、仕事内容、必要スキル、残業の有無などが細かく書かれていて、
あとからゆっくり読み返すのにも役立ちました。
職員の方の雰囲気もやわらかく、質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくれるので、
「行きにくそう」「堅苦しそう」といったイメージを持っている方でも、安心できるはずです。



とても丁寧でやさしく対応してくれるので、初めての方でも緊張せずに相談できると思います。
ちなみにこの職業相談も、求職活動実績1回分としてカウントされます。
次回の認定日に向けて、実績をひとつ積んでおきたい方にはおすすめです。
まとめ|初回認定日で受給スタート!
ハローワークの初回認定日は、失業手当の支給が始まる大切な節目。
当日はスムーズに案内され、丁寧に対応してもらえたことで、不安もかなり軽くなりました。
支給額の確認だけでなく、「就労した場合の扱い」や「再就職手当の金額シミュレーション」など、今後の参考になる資料も手に入り、これからの行動にも役立ちそうです。
また、認定後すぐに職業相談を受けることもでき、次回認定日までの求職活動実績をひとつ確保できたのも安心ポイントでした。



失業手当をきちんと受け取るためには、こうした制度の流れを正しく理解しておくことが大切です。
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この記事は「派遣主婦の転職日記」シリーズの一部です。
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