派遣主婦のはないろです。
5月に転職活動を始めて、8月にようやく次の仕事がスタートしました。
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👉 50代派遣主婦の仕事探し|契約終了から再就職までのリアル体験記
条件も仕事内容も悪くなかったのですが、実際に働いてみると、少しずつ「何か違うかも」と感じるようになりました。
そして、迎えた初回更新のタイミング。
続けるか、辞めるか、何日も悩んだ末に、私は「更新しない」という決断をしました。
そのとき、派遣会社の営業さんに強く引き止められ、正直落ち込みました。
「初回更新を断ったらもう紹介してもらえないのかな」と不安にもなりました。
今回は、私が派遣の初回更新を断った体験談と、その後どうなったのかを、リアルにお伝えします。
派遣の初回更新、どうするか悩んだ日々

以前の記事でも少し書きましたが、
最初のうちは仕事にもすぐ慣れて、「やっと落ち着けそう」と思っていました。
でも、少しずつ心の中に違和感が広がっていきました。
業務内容が、日を追うごとに変わっていくんです。
最初に聞いていた内容とは、どんどん違う方向に。
新規立ち上げのプロジェクトだから変更は仕方ないのですが、それにしても変わりすぎでした。
落ち着いて一つの仕事を丁寧に進めたい私には、かなりのストレスでした。
この仕事を続けるかどうか、何日も悩みました。
せっかく決まった仕事だし、条件は悪くない。
「もう少し様子を見たほうがいいのかな」とも思いました。
でも、何度考えても気持ちは変わらず…。
はないろ最終的に、初回の契約更新はしないと決めました。
以前、モヤモヤした気持ちのまま契約更新して後悔したことがあるからです。
同じ失敗は、もうしたくありませんでした。
派遣会社の営業に更新を断ったときの反応
正直に「業務内容が合わないので、更新はしません」と伝えました。
すると、営業さんの口調が一気に厳しくなりました。
「職場見学のときに業務の説明を受けましたよね?」
「このお仕事は長期前提なんですよ」
「次の紹介は少なくなると思ってください」
まるで責められているようで、驚きました。
私は、事前にネットなどで「言ってはいけない断り方」も調べて、なるべく角が立たないように伝えたつもりでした。
- 契約終了の1か月前には、きちんと自分から連絡して伝えている。
- 更新しない理由も正直に話した。もちろん、派遣先の悪口も言っていない。
- 契約途中で辞めるわけではなく、契約満了まできちんと勤め上げる。
それなのに、どうしてこんなに言われなければいけないんだろう?
もちろん、派遣会社側の気持ちも分かります。
企業との関係を維持しなければならない立場なのも理解しています。
でも、更新するかどうかを選べるのは、派遣社員に与えられた「正当な権利」です。
それを伝えただけで責められるのは、やはり納得できませんでした。
思わず、こう聞いてしまいました。



「派遣先がこちらを切ることはOKなのに
私から更新を断るのはダメなんですか?」
すると、返ってきたのは
「企業と企業の関係がありますので」という答え。
……え? 私の存在は?
現場で働いているのは、私なんですけどね。
派遣会社の営業担当者とのトラブルは、相談できる場所がある
契約途中で辞めるわけでもないのに、どうしてこんなに責められるんだろう?
モヤモヤした気持ちのままでしたが、
「派遣会社の営業担当者とのトラブルは相談できる場所がある」
そう思い出して、派遣会社の派遣元責任者に連絡してみることにしました。
派遣元責任者とは?
派遣元責任者とは、
派遣スタッフの就業環境の整備やトラブル対応など、
派遣労働者をサポートするために派遣元企業が必ず選任する責任者のことです。
営業担当とは別の立場で、派遣スタッフが安心して働けるように公正な判断・支援を行う役割があります。
ちなみに、派遣元責任者や苦情の申出先の連絡先は、就業条件明示書に記載されています。
また、大手の派遣会社では、「スタッフ相談ダイヤル」「コンプライアンス窓口」など、別途相談窓口を設けていることもあります。
派遣元相談者に直接言いづらいときは、こうした窓口を利用するのも一つの方法です。
事情を説明すると、派遣元責任者の方はきちんと話を聞いてくれました。
営業担当の言動についても確認してくれて、
「不快な思いをさせてしまって申し訳ありません」と謝罪があり、
私の担当を別の営業さんに変更してくれることになりました。
(企業担当は変えられないとのことでしたが、それでも十分ありがたかったです。)
もし、営業担当とのやり取りでつらい思いをしたら、
一人で抱え込まずに、派遣元責任者や相談ダイヤルを利用してみてください。



話を聞いてもらえるだけでも、気持ちはずいぶん楽になります。
初回更新を断ると、次の紹介が減るって本当?


更新を断ったときに、営業さんから
「次の紹介は少なくなると思ってください」と言われました。
正直、その言葉には少しショックを受けました。
派遣は「契約ごとに働き方を選べる」のがメリットのはずなのに、現実はそんなに自由ではないのかもしれない。
そう感じた瞬間でした。
営業さんは続けて、
「初回更新をしないスタッフを嫌う営業は結構います。」
とも言っていました。
営業担当の立場からすれば、企業との信頼関係を維持するのも大事な仕事。
だから「紹介したスタッフがすぐに更新しない」となると、自分の評価にも響くのかもしれません。
ただ、私たち派遣スタッフにも「合う・合わない」があります。
仕事内容や環境が合わなければ、契約を更新しないという選択も当然の権利です。
実際のところ、本当に紹介が減るのかは分かりません。
担当者によって対応が違うこともあるし、派遣会社によっても考え方が異なります。
ただ一つ言えるのは、
派遣スタッフの評価は営業担当の主観に左右されやすいということ。



だからこそ、ひとつの会社や担当者に依存せず、
複数の派遣会社に登録しておくことが、自分を守る方法だと思います。
派遣先も営業担当者も「ガチャ」?実際に感じた「派遣の当たり外れ」


派遣で働いていると、本当に「派遣先も営業もガチャだな」と感じることがあります。
職場見学やオンライン面談のときは感じが良くても、実際に働いてみると「思っていたのと違う」と感じることも少なくありません。
とくに最近はオンラインでの職場見学が増えていて、現場の空気感や人間関係まではなかなか見えません。
30分ほどの説明で「自分に合うかどうか」を判断するのは正直むずかしいです。
そして、派遣会社の営業担当者も同じ。
担当者によって、対応の丁寧さや信頼感がまったく違います。
何かあったときにすぐ動いてくれる人もいれば、トラブルになると急に態度が変わる人もいます。



どんなに大手の派遣会社でも、「当たり・外れ」はあります。
結局のところ、「誰に当たるか」が大きいんですよね。
ただ、それは誰かが悪いというより、「人と人との相性」なんだと思います。
派遣先にもいろんな人がいて、営業担当者にもいろんなタイプがいて、それぞれの思惑や立場が重なり合う中で働いている。
そのバランスが少しでもずれると、居心地の良さが変わってしまうんですよね。
だからこそ、「合わない環境=自分がダメ」というわけではありません。
たまたま「ハズレ」を引いただけのこともあります。
運やタイミングの要素が大きい働き方だからこそ、当たりの派遣先や、信頼できる営業担当者に出会えたときは、そのご縁を大切にしたいと思います。
それでも派遣を続ける理由|50代主婦が感じた派遣のメリット
今回の件で「もう派遣は嫌だ」と思ったこともあったけれど、辞めることはできませんでした。
理由は、とてもシンプルです。
- 近所でパートをするよりも時給がいいこと。
- そして、リモート案件があること。
この2つがある限り、やっぱり派遣はやめられないです。
どんなに環境に波があっても、
「自宅で働けて」「収入もそこそこ安定している」
これだけは捨てられません。
まとめ|自分に合う派遣の仕事と出会えるまで、ガチャを引き続けたい
派遣の仕事を続けていると、「派遣先も営業もガチャだな」と感じることがあります。
でも、その「ガチャ」を引き続けていくうちに、少しずつ自分に合う環境が見えてくることもあります。
たとえハズレを引いたとしても、次に「当たり」が来るかもしれない。
そう思えば、もう少し頑張ってみようと思えます。
正直、年齢的なことを考えると、仕事の選択肢は年々少なくなっていくでしょう。
それでも、できるところまでは派遣を続けたい。
「自宅で働けて」「そこそこ安定した収入がある」
この条件が、今の私には重要なことだからです。
自分に合う派遣先と出会えるまで、私はもう少し、ガチャを引き続けてみようと思います。

