【パートと派遣を徹底比較】主婦・子育てママが働くのにオススメなのはどっち?

パートより派遣のほうが時給がよいみたいだけど、
「自分に合った働き方はどっち?」
「効率よく働きながら、家庭も大切にできるのかな?」
「派遣って難しそう…」
そんなふうに迷っている方も多いのではないでしょうか。

私は13年間の専業主婦を経て社会復帰し、パートと派遣の両方を経験しました。

この記事では、主婦や子育てママが「パートと派遣、どちらが自分に合っているか」を徹底比較します。

結論から言えば、条件さえ合えば派遣がおすすめです。
その理由をこれから詳しくお伝えします。

目次

パートと派遣、主婦にとって何が違うの?【基本の比較】

働き方を選ぶ前に、パートと派遣の違いをきちんと知っておきましょう。
どちらも一見似ていますが、雇用形態や収入、働きやすさに大きな違いがあります。

ここでは、主婦・ママ目線で特に気になるポイントを5つに分けて比較していきます。

◾️雇用主と契約の仕組み

パート

パートは、働くお店や会社と直接雇用の関係になります。
職場の社員さんが上司になり、シフトの相談や勤務条件も会社とのやり取りになります。

派遣

派遣社員は、働く場所と雇用主が別です。
雇用契約は派遣会社と結び、実際に働くのは派遣先の企業になります。

困ったことがあれば、まずは派遣会社に相談する形になります。

はないろ

雇用主が違うことで、困ったときの頼れる相手も変わります。
パートは職場に相談、派遣は派遣会社が間に入ってくれます。

◾️勤務時間の自由度

パート

パートは、週2〜3日・1日3時間といった短時間のシフトにも対応しやすいです。

家庭の予定に合わせて、曜日や時間を柔軟に決められる職場が多くあります。

派遣

一方、派遣は週5日・1日7〜8時間のフルタイム勤務が基本です。

時短や週4日勤務の案件もありますが、数はあまり多くありません。

はないろ

家事や育児との両立を重視する場合は、この違いは大きな判断ポイントになります。

◾️時給と収入の安定性

パート

パートの時給は一般的に派遣より低めです。
同じような事務作業でも、パートでは時給1,100円程度が一般的です。

また、パートはシフト制のため、急な欠勤や勤務時間の変動によって月収が不安定になることがあります。

派遣

派遣は時給が高めで、例えば事務作業で時給1,600円といったケースもあります。

さらに、派遣は契約期間内で固定のシフトで働くため、月収が安定しやすいのが特徴です。

はないろ

効率よく収入を得たい方にとっては、派遣の方が向いています。

◾️スキル・経験の活かし方

パート

パートは未経験でも応募できる仕事が多く特別なスキルがなくても始めやすいのが特徴です。

そのため、スキルや経験に自信がなくても、まずは気軽に始められる仕事が多いです。

派遣

派遣は「即戦力」として働くことが求められるため、経験やスキルが重視されます。

たとえば、一般事務の仕事であっても、ExcelやWordの基本操作などのPC経験が求められることが多いです。

はないろ

これまでの職歴を活かして働きたい人には、派遣の方がやりがいを感じやすいかもしれません。

◾️求人の探し方・サポート体制

パート

パートの求人は、主に求人サイトや店舗の貼り紙などから自分で探します

応募や面接、条件の交渉も自分で行う必要があり、自己管理が求められます。

派遣

派遣は、登録しておけば派遣会社が希望条件に合った仕事を紹介してくれます

応募から面接調整、就業後のフォローまで一貫してサポートがあり、初めてでも安心して働ける環境が整っています。

はないろ

仕事探しに不安がある方や、家庭と両立しながら働きたい方には、派遣のサポート体制は心強い味方になります。

◾️パートと派遣の違いを一目で比較!

スクロールできます
パート派遣
雇用主勤務先の企業派遣会社(働く先は別企業)
契約の仕組み直接雇用・柔軟派遣契約・期間あり(更新制)
勤務時間短時間・シフト自由が多いフルタイム中心(週5日・時短案件は少なめ)
時給・収入比較的低め・月収が不安定高め・契約期間中は月収が安定しやすい
求人の探し方自分で探して応募派遣会社が紹介・就業までサポートあり
スキルの必要度未経験歓迎が多い経験・スキルがある方が有利
困ったときの対応職場に相談派遣会社が間に入り対応してくれる
向いている人働ける時間が限られている人しっかり稼ぎたい人、スキルを活かして働きたい人

パート・派遣のメリット・デメリット

◾️主婦がパートで働くメリット・デメリット

パートは、子育て中でも働きやすい柔軟な働き方として多くの主婦に選ばれています。
ここでは、パートで働くときのメリットとデメリットを整理します。

主婦がパートで働くメリット

  • 短時間で働ける職場が多い
    1日3時間や週2日など、希望に合わせて働きやすい職場が多くあります。
    子どもの予定に合わせて働けるのが大きな魅力です。
      
  • 家の近くで働ける求人が豊富
    スーパーや飲食店など、地元での求人が多いため、移動に時間がかかりません。
    通勤の負担が少ない点も働きやすさにつながります。
      
  • 未経験でも始めやすい
    仕事内容がシンプルな職場も多く、経験がなくてもすぐに仕事を始められます。
    ブランクがある主婦でも安心して応募できます。
      
  • 扶養内で収入を調整しやすい
    短時間勤務を選べば、年間の収入を扶養内に収めやすくなります
    働く日数や時間を自分で調整できる点もメリットです。

主婦がパートで働くデメリット

  • 時給が低く、収入が不安定になりやすい
    時給が1,000円前後の職場が多く、収入面では物足りなさを感じることがあります。
    シフトの変動で月収も上下しやすくなります。
      
  • 昇給やキャリアアップの機会が少ない
    パートは昇進や昇給のチャンスが少なく、長く働いても待遇が大きく変わらない職場が多いです。
    スキルアップにつながりにくいこともあります。
      
  • 求人探しや条件交渉を自分で行う必要がある
    求人を探すところから面接・条件の相談まで、すべて自分で行う必要があります。
    相談できる人がいないと不安に感じることもあります。
      
  • 困ったときの相談相手が限られる
    雇用主が職場の会社であるため、問題が起きたときは直接職場に相談する必要があります。
    第三者が間に入ってくれる仕組みは基本的にありません。
はないろ

パートは始めやすくて安心だけど、収入や将来のことを考えると『このままでいいのかな?』と悩む場面もありました。

◾️主婦が派遣で働くメリット・デメリット

子育てがひと段落した主婦や、経験やスキルを活かしたい方には、派遣という働き方が向いている場合があります。
ここでは、派遣で働く場合のメリットとデメリットを整理します。

主婦が派遣で働くメリット

  • 高時給で効率よく稼げる
    派遣はパートよりも時給が高い求人が多く、同じ業務でも収入に差が出やすいです。
    1日6〜8時間の勤務なら、月収20万円以上も可能になります。
      
  • 派遣会社が仕事を紹介してくれる
    希望条件を伝えると、派遣会社が求人を探して紹介してくれます
    自分で仕事を探す手間が省けるのは大きなメリットです。
      
  • サポート体制が整っている
    職場で困ったときは、派遣会社に相談できます。
    担当者が間に入ってくれるため、トラブルを一人で抱え込まずにすみます。
      
  • 経験やスキルを活かせる
    事務・IT・医療事務など、専門知識や経験がある人は評価されやすいです。
    働きながらスキルアップやキャリアの見直しができます。

主婦が派遣で働くデメリット

  • 契約期間が決まっている
    派遣の仕事は、3ヶ月や6ヶ月単位で契約されます。
    職場が気に入っていても、契約終了になる可能性があります。
      
  • フルタイムの仕事が多い
    週5日・1日7〜8時間のお仕事が中心です。
    時短や週3日などの働き方は、かなり限定されます。
      
  • スキルや経験が求められる
    未経験OKの案件もありますが、基本的には即戦力としての期待が高いです。
    経験が浅いと、希望の仕事に通らないこともあります。
      
  • 職場が変わる可能性がある
    契約更新がされない場合は、新しい職場を探す必要があります。
    人間関係がリセットされることに、ストレスを感じる人もいます。
はないろ

派遣はサポートが手厚くて収入も安定しやすいけれど、契約ごとに働く環境が変わるのは少し不安に感じることもあります。

私の体験談|派遣を選んだ理由と感じたこと

私は13年間の専業主婦生活を経て、最初は派遣のコールセンターで社会復帰しました。
研修が丁寧で、ブランク明けでも安心して始めることができました。

その後、扶養内で働けるパート事務に転職しましたが、仕事内容が次第に変わり、完全にSEの業務を任されそうになりました。
それでも、時給は一切アップせず、限界を感じました。

「自分のスキルを活かすなら、正当に評価される働き方がしたい」と思い、派遣として再スタートを切ることに決めました。

派遣では、スキルに合った業務を任せてもらえ、時給もパートの倍以上に。
また、担当者が間に入って調整してくれるので、気持ちにも余裕が生まれました。

はないろ

今では、「働くなら派遣一択」と言えるほど、派遣という働き方に満足しています。

こんな主婦にはパート/派遣どっちが合う?【チェックリスト付き】

働き方を選ぶときに大切なのは、「自分にとって何を優先したいか」を明確にすることです。
ここでは、パート・派遣のどちらが合うかを判断する目安をチェックリストでまとめました。

◾️パートが向いている主婦の特徴

  • 子どもがまだ小さく、勤務時間を自由に調整したい
  • 家の近くで働ける職場を探している
  • 未経験・ブランクありでも安心して始めたい
  • 扶養内で働きたい・収入を抑えたい
  • 週2〜3日だけ働きたい・午前中だけ働きたい
  • パソコンや専門スキルを使う仕事には不安がある

◾️派遣が向いている主婦の特徴

  • 子どもが小学生以上になり、フルタイム勤務が可能
  • 事務やITなど、これまでの経験を活かして働きたい
  • 時給をしっかり確保して、家計に余裕を持たせたい
  • 就業条件の交渉やトラブル対応をサポートしてほしい
  • 在宅勤務やオフィスワークなど、環境にこだわりがある
  • ブランクはあるけれど、スキルに自信がある
はないろ

私も最初は『扶養内でいいかな』と思っていたけど、経験を活かせる派遣のほうが満足度は高かったです!

よくある質問(Q&A)|パートと派遣、主婦が気になるポイントを解決!

パートと派遣の主婦が気になるポイントに回答します。

扶養内で働きたいとき、パートと派遣どっちが合っている?

扶養内で短時間勤務を希望する場合は、パートの方が選択肢は多いです。

ただし、派遣でも「週3日・時短勤務・在宅OK」といった扶養内案件は少しずつ増えています。

派遣は時給が高いため、短時間でも効率よく稼ぎたい方に向いています。

子どもを保育園に預けながら働くなら、パートと派遣どっちがいい?

保育園との両立を重視する場合、シフトに融通がきくパートは始めやすいです。

派遣でも「9時〜16時」「月曜日だけ在宅」などの条件付き求人があります。

派遣会社に希望を相談すれば、保育と仕事のバランスが取れる働き方も実現できます。

ブランクが長い主婦は、派遣だと採用されにくい?

派遣にも未経験OKやブランク歓迎の案件があります。

特に事務職・データ入力・マニュアル対応などは再スタートに向いています。

派遣は職歴やスキルを丁寧にヒアリングしてくれるので、パートよりもマッチする仕事を提案してもらえるケースもあります。

パートは気楽って聞くけど、将来のことを考えるとどう?

気軽に始められるのがパートの魅力ですが、時給の上がりにくさや責任の偏りでモヤモヤする方もいます。

派遣ならスキルに応じた仕事を紹介してもらえるため、納得のいく条件で働けることが多いです。

「働き続けたい」と思える環境を重視するなら、派遣もぜひ選択肢に入れてみてください。

派遣って職場がコロコロ変わって不安定じゃないの?

派遣は契約期間が決まっていますが、更新前提の長期案件も多いです。

担当者が職場との間に入ってサポートしてくれるため、次の職場探しもスムーズです。

むしろ「合わない職場に縛られない」という点をメリットと感じる方もいます。

まとめ|迷うなら、一度「派遣」という選択肢をのぞいてみて

パートと派遣、どちらが自分に合っているか迷ったときは、まず「何を一番大切にしたいか」を考えてみてください。
時間、収入、やりがい、家族とのバランス。何を優先するかで、選ぶ働き方は変わります。

私も最初は扶養内のコールセンター派遣から社会復帰し、その後パート事務を経験しましたが、やはり「派遣が自分に合っている」と感じました。

派遣ではスキルを正当に評価され、働きやすい環境も整っています。
主婦だからといって、働き方に遠慮する必要はありません。

派遣という選択肢が少しでも気になるなら、まずは情報を見てみるだけでもOKです。
無理にすぐ働かなくても、相談してみるだけで新しい選択肢が見えてきます。

あなたも「この働き方でよかった」と思える日がきっと来るはずです。この比較記事がその一歩のきっかけになればうれしいです。

どんな派遣会社が自分に合うか分からない」という方に

目的別に探せるこちらのまとめ記事も参考になります。

主婦・子育てママにおすすめの派遣会社まとめ

あわせて読みたい
【目的別に選べる】主婦・子育てママにおすすめの派遣会社まとめ【2025年版】 派遣会社はたくさんあるけれど、「主婦に向いている会社ってどこ?」「扶養内や在宅で働けるところはあるの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。 私自身、...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次