この記事はこんな方におすすめです
- 派遣で働くか迷っているけれど、「派遣はやめたほうがいい」という声が気になっている
- 派遣会社のきれいごとではない、本当のデメリットを知っておきたい
- 実際に長く派遣を続けている主婦のリアルな体験談を聞きたい

私の詳しいプロフィールはこちら
私は、専業主婦から派遣に復帰し、気づけば派遣歴は10年以上になりました。
「派遣なんてやめておけばよかった」と落ち込んだ時期もあれば、「パートに戻るより絶対いい」と感じた瞬間もあります。
結論から言うと、
「主婦は派遣をやめたほうがいい」とは一概には言えません。
ただし、仕組みもデメリットもよく分からないままスタートすると、かなり高い確率で後悔します。
ここでは、私自身の失敗談を含めて、
- 「派遣はやめたほうがいい」と言われがちな5つの理由
- それでも私が派遣を続けている5つの理由
- 派遣に向いている主婦・向いていない主婦の違い
- 損をしないために絶対押さえておきたいポイント
を、できるだけ具体的にお話しします。
「派遣はやめたほうがいい」と言われる5つの現実

まずは、ネットでよく見かける「派遣はやめたほうがいい」という声の裏側にある「現実」から。
主婦である私が10年以上働く中で「これは本当にキツい」と感じたポイントを整理しました。
① 契約が切れたら、収入がゼロになる不安と隣り合わせ
派遣の働き方は、基本的に「3ヶ月ごとの有期契約」です。
更新のたびに「次も続けられるかどうか」が決まり、ダメならその瞬間から無収入になります。
「次回更新はありません」
「今回で終了でお願いします」
はないろこの一言を告げられたあとの、あの足元が崩れるような感覚は、何度経験しても慣れません。
さらに困るのが「次の仕事がすぐに決まるとは限らない」という点。
- 派遣会社から全然連絡がこない
- 求人は出ているのに、年齢や条件でなかなか決まらない
- 貯金を切り崩しながら、毎日求人サイトとにらめっこ
こうした状況が数週間〜数ヶ月続くこともあります。
専業主婦に戻るつもりがないなら、「収入が突然ゼロになるリスク」は真剣に考えておいたほうがいいです。
関連記事
【体験談】派遣が契約終了になった50代主婦が次の仕事を見つけるまでにやったこと
② 派遣会社は“味方”でもあり、「ビジネス相手」でもある
派遣で働き始めると、営業担当の方がつきます。
困ったことがあれば相談に乗ってくれますし、職場との調整もしてくれます。
ただ、構造として覚えておきたいのは、
派遣会社の「お客さん」は派遣先企業であり、派遣社員は「商品」に近い立場だということです。
たとえば、こんな場面がありました。
- 契約中はこまめに連絡をくれていたのに、契約が切れた途端に対応が急にそっけなくなる
- 「この職場、ちょっと合わないかも」と相談しても、「先方さんがすごく褒めてましたよ。もう少し頑張ってみましょう」と引き止められる
- 希望していない案件を強く勧められる
営業担当さん個人が悪いというより、「会社としては派遣先企業を優先せざるを得ない」という構図があるからです。



「派遣会社は私のためだけに動いてくれる存在」と期待しすぎると、ガッカリしやすい。
というのが10年働いた実感です。
言われるがままに動くのではなく、
「自分の条件・希望は自分で守る」というスタンスが必須になります。
派遣会社の営業担当に責められた話👇
【体験談】派遣の初回更新を断ったらどうなる?50代主婦のその後
③ どれだけ真面目に働いても、「次の仕事」は保証されない
よく聞くのが、
「3年間、休まず真面目に働けば、きっと次もいい仕事を紹介してもらえるはず」
というイメージです。
私も最初はそう信じていましたが、現実はかなり違います。
- 3年フルタイムで働いても、「紹介できる仕事がありません」と言われる
- 紹介はされるけれど、時給が下がる・通勤時間が大幅に伸びる案件ばかり
- 「次も同じくらいの条件でお願いします」は、通らないことも多い
派遣の世界では、
「今ある求人」と「あなたの条件・年齢・スキル」の組み合わせで、すべてが決まる
という厳しさがあります。



「一生懸命働いたから、次もなんとかしてくれるよね」と期待してしまうと、精神的にかなりダメージを受けます。
④ 年齢が上がるほど、紹介される仕事が目に見えて減る
これは、あまり表立っては言われませんが、現場の実感として強くあります。
- 30代前半:未経験OKの事務案件もそこそこある
- 40代:経験必須の案件が中心になり、未経験OKは少なくなる
- 50代:そもそも「年齢でNG」が増え、選択肢がかなり絞られる
スキルや経験を積んでいても、「年齢だけ」で弾かれることがあるのが派遣のシビアなところです。
だからこそ、
- PCスキル(Excel、Word、PowerPoint)
- 事務系なら関数やピボットテーブル、RPA
- エンジニア系なら最新の技術・クラウドの知識
など、「年齢に関係なく評価される強み」を1つでも多く持っておくことが重要になります。



「何も武器がない状態で年齢だけ重ねる」と、派遣は本当にきつくなります。
⑤ 気に入った職場でも、最長3年で必ず別れが来る
「この職場、すごく居心地いいな」
「このチームでずっと働きたいな」
そう思える派遣先に巡り会うこともあります。
しかし、そこにも法律による「壁」が。
同じ部署で働けるのは、原則3年まで
という「3年ルール(派遣法)」があるからです。
- 人間関係にも慣れた
- 仕事の流れも分かってきた
- 子どもの成長と生活リズムのバランスも取れてきた
そんなタイミングで、「はい、ここまで」とリセットされてしまう。



また一から仕事を覚え、人間関係を作り直し…というサイクルは、想像以上に消耗します。
「無期雇用派遣」に切り替えれば3年ルールの制限はなくなりますが、
- 派遣会社の社員になる分、仕事を選びづらくなる
- 待機期間中も雇用は続くが、基本給が下がるケースもある
など、別のデメリットも出てきます。
それでも私が「派遣を続けている」5つの理由


ここまで読んで、「やっぱり主婦は派遣やめたほうがいいのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
それでも私が10年以上この働き方を続けているのは、デメリットを受け入れてでも得たいメリットがあるからです。
① パートの倍以上の時給がなければ、続けていない
身もふたもない話ですが、私が派遣を続ける一番の理由は「時給の高さ」です。
私はSEとして派遣で働いていますが、
- 近所のパート事務:時給1,100円前後
- 派遣SE:時給2,500円以上
と、手取りが文字通り「倍以上」違います。
同じ1日7時間働いても、月収で見ると数万円〜十万円単位で差がつきます。
ボーナスや退職金はありませんが、
- 「短期間でまとまった教育費を稼ぎたい」
- 「老後資金を早めに貯めておきたい」
といった目的がある主婦にとっては、時給の高さはかなり大きな魅力です。
事務職でも、
- Excelの関数やマクロが使える
- RPAツールの経験がある
- 英語メールのやりとりができる
といったスキルがあれば、パートの2倍近い時給になるケースは珍しくありません。



「稼ぎたい」という明確な目的があるなら、派遣は主婦にとって有力な選択肢になります。
詳しくは記事にしています👇
専業主婦13年のブランク→派遣SEで時給2倍に!地方在住でもフルリモートで稼げた実話
② 「残業なし」「時短」「在宅」など、条件を最初から指定できる
家事や育児をしながら働く主婦にとって、
「働く時間」と「働く場所」を選べるかどうかは死活問題です。
派遣では、
- 残業なし
- 1日6時間勤務
- 週4日勤務
- フル在宅/一部在宅
など、条件をかなり細かく指定したうえで仕事を探してもらえます。
私自身、
- 在宅勤務は必須
- 残業ほとんどなし
- 子供の学校行事の日は休める
という条件を最初から伝え、その範囲内で案件を紹介してもらっています。
正社員やパートだと、「入社してから条件が変わる」ことも多いですが、
派遣は「条件ありき」で契約を結ぶため、あとから話が変わるリスクは比較的少ないです。



「時間と場所に融通をきかせたい主婦」にとって、この自由度は大きなメリットです。
③ 大手・ホワイト企業で働ける可能性が広がる
直接雇用(正社員・パート)で大手企業に入るのは、経験やタイミングによってはかなり狭き門です。
派遣は、そのハードルを一気に下げてくれます。
在宅OKのIT企業や、パート求人ではまず募集していない大手企業の事務・経理・人事業務など、
「求人サイトを自力で探していたら絶対に出会えなかった」
と思う仕事に派遣を通じて就けることがあります。
私も、近所のパート事務で働いていた頃と比べて、
- ハラスメントへの対応がきちんとしている
- 36協定や残業時間の管理が徹底されている
- 派遣社員に対しても一定の配慮がある
といった、大手・ホワイト企業ならではの「働きやすさ」を強く感じました。



「どうせ主婦だから、働き方は我慢するしかない」と思っていた自分には、かなりのカルチャーショックでした。
④ 職場が合わないとき、「次の契約で辞められる」という逃げ道がある
これは精神衛生上、ものすごく大きいポイントです。
- 「この上司とは合わない」
- 「仕事の内容がどうしても苦手」
- 「通勤時間が長すぎてつらい」
こうした不満があっても、直接雇用だと「辞める=退職」という大きな決断になってしまいます。
派遣の場合、
- 契約期間で終了
- 次は別の職場を紹介してもらう
という形で、ある意味「自然にフェードアウト」できます。



「一生ここで働くわけじゃないし」と割り切れるだけで、気持ちがかなり楽になります。
⑤ トラブルがあったときに、間に入ってくれる第三者がいる
職場でのトラブルは、どんな働き方でも起こり得ます。
- 上司のパワハラ
- 同僚からのいじめや嫌味
- 契約と違う仕事をどんどん押し付けられる
直接雇用だと、自分一人で抱え込むケースも少なくありません。
派遣の場合、間に派遣会社が入っているので、
- まず営業担当に相談
- 必要があれば、派遣先企業と派遣会社の間で話し合い
- 最悪の場合、契約終了や他の職場への異動という選択肢も
といった流れで、派遣会社が調整してくれます。
私自身、パワハラに悩まされたとき、営業担当に相談したことで、状況が一気に改善した経験があります。



「いざとなったら味方になってくれる人がいる」というのは、精神的な支えになります。
「主婦は派遣やめたほうがいい?」向いている人・向いていない人


ここまでメリット・デメリットを見てきて、
派遣が合う主婦と、やめておいた方がいい主婦がはっきり分かれてくるはずです。
- 扶養を外してでも、短い期間でしっかり稼ぎたい
- 残業なし・時短・在宅など、働く条件に明確なこだわりがある
- PCスキルや専門職の経験など、「これなら人よりできる」スキルがある
- 「◯年間で教育費を貯めたい」など、稼ぐ目的と期限がはっきりしている
- ブランクがあり、まずは実務の感覚を取り戻したい
- できるだけ長く、同じ職場・同じ人間関係の中で働きたい
- 契約が切れるかもしれない不安に、耐えられる自信がない
- ボーナス・退職金・昇給など、長期的な安定を最優先したい
- 次の仕事が決まらない空白期間があると、メンタルが大きく揺らいでしまう



自分がどちらに近いか、冷静に考えてみることが大切です。
「派遣に向いている特徴」にいくつか当てはまったなら、こちらの記事も参考にしてみてくださいね👇
派遣歴10年の主婦が教える!はじめてでも安心の派遣の仕組み
主婦の私が実際に使ってよかった派遣会社6選|扶養内・在宅OK
「派遣会社はピンハネしている?」10年働いて感じたこと


「派遣はやめたほうがいい」と言われる理由の一つに、「派遣会社にピンハネされている」という声があります。
たしかに、派遣会社は派遣先企業から「派遣料金」を受け取り、その一部を私たちの給料として支払っています。
マージン率(差額の割合)は、だいたい30%前後が多い印象です。
(参考:派遣会社のマージン率について(厚生労働省))
ただ、
- 社会保険料の会社負担
- 有給休暇のコスト
- 営業・コーディネーターの人件費
- トラブル対応やコンプライアンス管理
といった「見えないコスト」を考えると、
「すべてがピンハネで、派遣会社だけがぼろ儲けしている」とまでは感じません。
それよりも大切なのは、
- マージン率や労働条件をきちんと開示しているか
- トラブル時にきちんと動いてくれるか
- 希望と違う案件をゴリ押ししてこないか
といった「派遣会社の質」を見極めることです。
「搾取されている被害者」というスタンスではなく、 「自分の目的のために派遣会社をどう使うか」という視点を持つほうが、結果的に得をします。
主婦が派遣で損をしないための3つの鉄則


最後に、10年以上派遣で働いてきて「これだけは最初から知っておきたかった」と思うポイントを3つにまとめます。
鉄則1:派遣会社を「頼る」のではなく「活用する」
- 営業担当の言うことをそのまま飲み込まない
- 必ず複数の派遣会社に登録して、求人や対応を比較する
- スキルをアップデートし続け、次の契約でより高い時給を狙う
この3つを意識するだけで、選べる仕事の幅も、交渉できる範囲も大きく変わります。
そして何より、



「自分のスキルがどれくらいの時給で評価されるのか」を把握し、定期的にアップデートしていくこと
これが、派遣で自分を守る一番の武器になります。
鉄則2:「何のために」「いつまで」を決めておく
目的も期限も決めずに派遣を続けていると、
- 契約が切れるたびに将来が不安になる
- 「このままでいいのかな」とモヤモヤし続ける
という、精神的にしんどい状態になりがちです。
私自身は、
- 子どもの教育費の目処がつくまで
- その間に老後資金の種も貯めておく
という「目的」と「ゴール時期」を決めて働いています。
「何のために派遣で働くのか」
「いつまでに、どれくらい稼ぎたいのか」
この2つを一度紙に書き出してみるだけでも、「やめたほうがいいのか」「続けるべきか」の判断がしやすくなります。
鉄則3:派遣収入だけにしがみつかない
派遣はそもそも「安定しにくい働き方」です。
そこに生活のすべてを乗せてしまうと、契約終了のたびにメンタルが削られます。
- 副業で、別の収入源を少しずつ育てておく
- NISAなどで資産形成を始め、将来の不安を減らす
こうした「第二の柱」「第三の柱」を少しずつ作っておくことで、派遣が切れても焦らず、自分に合う次の仕事を選べる余裕が生まれます。
まとめ:主婦の派遣は「やめたほうがいい」のか?
「派遣はやめたほうがいい」は、半分本当で半分違います。
雇用の不安定さや次の仕事が決まらない焦りといったデメリットは、今でもリアルに感じます。
でも、「スキルを正当に評価される時給の高さ」「条件を選べる自由度」「仕事探しのサポート」は、代えがたいメリットです。
大切なのは、「何のために・いつまで派遣をやるのか」をあなた自身が決めておくこと。
迷っているなら、まずは派遣会社に登録だけしてみて、実際の求人情報や担当者の対応を自分の目で確かめてから判断するのが一番リスクの低い方法です。
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