- 毎日Excel入力やチェック作業で一日が終わる
- 単純作業ばかりで、この先も同じ働き方しかできない気がする
- 時給を上げたいけれど、どんなスキルを身につければいいのかわからない
事務職や派遣で働いていると、こんな不安を感じる場面が多くなりますよね。
年齢を重ねるほど、「次の職場で強みになるスキルがほしい」と思う方も少なくないと思います。
その不安をやわらげ、働き方の選択肢を広げてくれるのが RPAスキル です。
RPAは事務作業の自動化に強く、「事務+IT」のスキルとして派遣市場でも人気が高まっています。
私自身も派遣社員として働く中でRPAの必要性を感じ、テンプスタッフのRPA研修を受講しました。
事務職の方向けに作られたカリキュラムで、作業効率化の考え方から実務で使えるスキルまで、体系的に学べたと感じています。
この記事では、派遣SEの私が、RPAの基礎・研修内容・メリット・実体験レビューをまとめました。
読み終えるころには「今の自分に必要なスキルか」「受講する価値があるか」が判断できるはずです。
はないろ結論として、RPA講座は事務職のスキルアップとして非常に有効で、未経験でも挑戦しやすい学びです。
RPAとは?未経験でもわかる仕組みと基礎を簡単に解説
RPAの意味(Robotic Process Automationとは?)
RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、パソコンの操作をロボットに覚えさせ、同じ手順を自動で実行させる仕組みです。
コピー&ペースト、メール送信、データ入力など、人が手で行っていた作業をロボットが正確に処理してくれます。


出典:テンプスタッフ
RPAで自動化できる作業の具体例
RPAは、次のような「毎日くり返す定型業務」が得意です。
- Excelの入力・集計
- 請求書チェック
- 同じ内容のメール送信
- システムへのデータ転記
- ファイルの振り分けや保存
- 売上データの取込



こうした「毎日続く定型作業」を任せることで、作業時間が短くなり、ミスも減らせます。
プログラミング不要
RPAはプログラミングが不要です。
画面操作を「録画するように設定するだけ」でロボットを作れます。
操作はドラッグ&ドロップ中心で、積み木のように手順を並べていくイメージです。



子どものプログラミング教材「Scratch(スクラッチ)」に近い操作感なので、基本的なパソコン操作ができれば取り組みやすいです。
RPAが事務職のスキルアップに役立つ理由


プログラミングの考え方が身につく
RPAを作るときは、作業を「順番」「条件」「分岐」に分解します。
これはプログラミングの基本的な考え方です。
この考え方が身につくと、VBAやマクロの理解も自然と進むようになります。



Excelを使った自動化の幅も大きく広がります。
作業の流れを整理できるようになる
RPAでは、「作業手順の見える化」が欠かせません。
そのため、自然と業務フローを整理する力が身につきます。
- 無駄な作業に気づける
- 手順をまとめて説明できる
- 仕事の段取りが組み立てやすくなる
これはどの職場でも役立つ仕事の基礎力です。
働き方の選択肢が広がる
RPAのスキルを習得すると、働き方の幅が広がります。
- RPAが扱える事務として時給アップ
- 事務+RPAのハイブリッド業務に応募
- RPAエンジニアのキャリアへ進む
- 在宅やフルリモートの仕事にも挑戦しやすい
RPAは「次の一歩」を作ってくれる力になります。
派遣で強みを作りたい人に向いている
RPAは、年齢に関係なく挑戦できるスキルです。
特に派遣で働く方にとっては、次の仕事を選ぶときの明確な強み になります。
- もう少し時給を上げたい
- 選べる仕事を増やしたい
- IT寄りの仕事にステップアップしたい



RPAは、スキルとして大きな価値があります。
テンプスタッフのRPAアソシエイツ研修とは?


オンラインで基礎から実務レベルまで学べる実践型の講座
テンプスタッフが提供する「RPAアソシエイツ研修」は、RPAの基礎からロボット作成まで、段階的に学べる有料研修です。
事務職スタッフ向けに作られているため、初めてでも理解しやすい構成です。



特別なITスキルは必要なく、Excelを日常的に使っている方なら十分に取り組める内容です。
実務に活かせるRPAスキルを基礎から学べる
研修では、RPAツール「WinActor(ウィンアクター)」を使って学びます。
日本語表記で、初心者にも理解しやすいのが特徴です。
学べる内容は実務に直結するものばかりです。
- Excel作業の自動化(集計・加工・整形など)
- Outlookメールの自動処理(宛先設定・送信)
- ファイルの保存・仕分け・リネーム
- 業務フローの整理・改善方法
といった日々のルーティン業務をどう効率化するかを、事例を交えて学びます。
座学 → 演習 → ロボット作成の順で学ぶため、「理解する → やってみる →できる」 が自然に身につきます。
手厚いサポート体制|オンラインでも「授業」として学べる
RPA研修は未経験の人が多いため、講師のサポートがとても手厚いのが特徴です。
- 質問はZoomのチャットですぐ聞ける
- Zoomの個別ルームでマンツーマン対応してもらえる
- 動画は研修期間中いつでも見返せる
- 紙のテキストが届き、自宅でも復習しやすい



オンライン型ですが、座学+双方向のやり取りが中心で、一方通行の講義ではありません。
選べる2つの受講スタイル|短期集中 or 就業しながら
生活スタイルに合わせて、2種類のコースから選べます。
- 短期集中コース(17日間)
- 就業しながらコース(3ヶ月)
どちらもオンライン受講ですが、学び方・進め方・スケジュールが大きく違います。
① 短期集中コース(17日間)
平日フルタイムで 「毎日手を動かして学ぶ」本格ハンズオン型
特徴
- 平日に毎日参加して、短期間で一気にスキルを身につける
- 座学と実技を連続して学ぶので、理解が深まりやすい
- 講師が常に待機しており、疑問をその場で解消しやすい
- 「すぐ実務で使いたい」「短期で終わらせたい」という人に向いている
研修時間
- 期間:17日間(平日のみ)
- 時間:10:00〜17:00(休憩あり)
メリット
- 学習リズムを作りやすい
- 復習する前に忘れにくく、理解が定着しやすい
- 転職活動を急ぎたい人に合う
注意点
- 平日にまとまった時間を確保する必要がある
- 連日参加するため体力的にややハード
受講料
¥30,000(税込)
*2025年11月現在
② 就業しながらコース(3ヶ月)
夜の1時間+月数回の実技日で「働きながら無理なく続けられる」柔軟スタイル
特徴
- 平日夜の1時間(19:00〜20:00)で基礎を学べる
- 2〜3ヶ月目に4日間だけ、10:00〜17:00のライブ研修がある
- 動画学習と実技を組み合わせた続けやすいカリキュラム
- 「仕事しながらでもスキルを身につけたい」人に向いている
研修時間
- 期間:3ヶ月
- 動画学習:自分の好きなタイミング
- 指定日あり:19:00〜20:00✖️6回、10:00〜17:00✖️4回 (どちらもオンライン受講)
メリット
- 夜の時間で無理なく進められる
- 仕事・家事と両立しやすい
- 動画学習中心なので、自分のペースで繰り返し復習できる
- 実技日の4日で、理解がグッと深まる
注意点
- ライブ研修(計4日)の昼間を確保する必要がある
- 自主学習が中心なので、計画的に進める姿勢が大事
- 短期集中に比べて習得までのスピードは緩やか
受講料
85,000円(税込)
*2025年11月現在



私は短期集中コースを受講しました。
当時の受講料は 50,000円でした。
平日フルタイムの参加は大変でしたが、失業中のタイミングで短期間に一気に学べたので、受けてよかったと感じています。
受講に必要な条件
- テンプスタッフへの登録が必須
研修は、テンプスタッフの登録スタッフ向けに提供されています。
- Windowsパソコンが必要
RPAツール「WinActor」は Windows専用です。
Mac、スマホでは受講できないため、事前に環境を整えておきましょう。
- 安定したネット環境。Zoomが使える環境
オンライン研修のため、Zoomが問題なく使えるネット回線・Webカメラ・マイクが必要です。
- Excelが日常的に扱えるレベル(中級程度が望ましい)
基本操作ができれば問題ありません。
関数に触れたことがある人は、より理解しやすく進められます。
研修を受ける人のレベル感は?
受講者の多くは一般事務・営業事務・経理などの事務経験者。
Excel中級くらい(VLOOKUPなど)の人が多いです。
マクロやVBAは未経験でも問題ありません。



私が受講した回も、IT職より事務職の方が圧倒的に多かったです。
就業サポートまでセットだから安心
このRPA研修は、学んで終わりではありません。
受講期間中、キャリアコンサルタントによる個別面談があり、以下のようなサポートが受けられます。
- 自分のスキルに合うRPA関連業務の提案
- 研修で学んだ内容をどう活かすかのアドバイス
- RPAが活かせる求人の紹介



RPA研修卒業生向けの案件もありました
「学ぶだけで終わらせたくない」「働き方を変えるきっかけにしたい」そんな方にぴったりの研修です。
テンプスタッフのRPA研修はこんな人におすすめ
テンプスタッフのRPAアソシエイツ研修は、次のような方におすすめです。
- 今より時給を上げたい人
RPAできる事務は派遣市場で評価されやすく、実際に時給アップにつながる案件も増えています。
- 在宅・フルリモートの仕事を目指したい人
RPAスキルを歓迎する在宅の仕事もあり、働き方の選択肢が広がります。
- VBAやマクロに興味があるけれど、難しそうで踏み出せない人
RPAは「プログラミングの入口」として最適です。
作業を分解する考え方が身につくので、VBAへのステップアップがスムーズになります。
- 年齢が気になってスキル習得に不安がある人
受講生の年齢層は20〜60代と幅広く、事務経験があれば理解しやすい内容です。
今からでも遅いと感じる必要はありません。
- 実務に活かせるスキルを確実に学びたい人
独学では挫折しやすい部分を、講師が丁寧にサポートしてくれます。
実務を想定したカリキュラムなので、活かし方が明確になります。



私は研修後、実際にRPAを使うお仕事に就くことができました。
受講前に知っておきたい注意点|申し込み前にチェックしたいポイント


RPA研修はメリットの多い講座ですが、「思っていたのと違った…」と後悔しないために、申し込み前に確認しておきたい点があります。
- 学習時間の確保ができるか
短期集中コース:平日フルタイムで毎日参加
就業しながらコース:夜の勉強会×6回、平日日中のライブ研修×4回あり
現実的に参加できるかが大事なポイントです!
- 自主学習の比率が高い(特に3ヶ月コース)
動画学習+自主開発が中心になります。
復習の時間確保など、自分で計画的に進める必要があります。
- 受講料を確認する
私が受講したときは 50,000円でしたが、現在は別の価格になっています。
料金の変更理由は公開されていないため、最新情報は公式サイトで確認する必要があります。
- キャンセル規定がある
受講開始前日からキャンセル料が発生します。
就職活動中の方は、スケジュールに余裕を持つのがおすすめ。
- 希望どおりの求人が紹介されるとは限らない
キャリアカウンセリングはありますが、在宅やRPA関連の仕事が必ず紹介されるわけではありません。
働き方の希望は、事前に優先順位を決めておくと安心です。
結論|テンプスタッフのRPA研修は「受ける価値あり」です
RPAは、事務職でも無理なく始められる現実的なITスキルです。
作業の流れを整理する考え方が身につくため、今の仕事の効率化にも、次の仕事選びにも役立ちます。
テンプスタッフのRPA研修は、未経験でも取り組みやすく、基礎からロボット作成まで段階的に学べるカリキュラムでした。
私自身、受講したことで「選べる仕事の幅が増えた」と実感しています。
働き方に少し不安があるときや、「何か一つスキルを足したい」と思ったときの選択肢として、RPAは現実的で、挑戦しやすい学びです。
まずは情報をチェックして、自分に合う働き方のヒントを探してみてください。

