- 「ブランクが長いから、もう働けないかも」
- 「時給は低くても仕方ない」
- 「昔のスキルなんて、もう通用しない」
専業主婦期間が長いと、どうしてもこう考えて自分を安売りしてしまいますよね。
私もそうでした。
応募ボタンを押す手が震えるほど、社会復帰が怖かったんです。
でも、結論から言います。
はないろブランクがあっても、
「派遣」をうまく使えば
社会復帰のハードルは劇的に下がります。
そして「働く場所」を変えるだけで、時給はアップします。
私は地方に住みながら、「都内フルリモート派遣」に切り替えたことで、時給が1,000円以上アップしました。
そこからさらに経験を積み、現在は当時の2倍以上の時給になっています。
「最低時給のパートしか無理かも」と諦めかけていた最初の自分には、想像もできない未来でした。
この記事では、専業主婦歴13年の私が、どうやってそこにたどり着いたのか、その全記録を公開します。
パートでの失敗や、ミスマッチによる退職など、遠回りもたくさんしました。
同じように悩んでいる方が、少しでも勇気を持てるきっかけになれば嬉しいです。
自信がなくて「条件」を下げていた過去


「私だけ置いていかれた」
専業主婦生活が長くなると、社会から取り残されたような孤独感に襲われます。
過去に職歴があっても関係ありません。
自信が消えると、人はどうしても「条件」を下げて仕事を探してしまいます。
私も最初はそうやってハードルを下げ、安い時給で便利に使われ、惨めな思いをした経験があります。
でも、その悔しさがあったからこそ、「このままじゃ嫌だ!」と働き方を変える決意ができました。
「働きたいけど勇気が出ない」専業主婦の私が動けたきっかけ
重い腰を上げたきっかけは、ママ友の一言でした。
すでにお子さんが大きい先輩ママからの、リアルすぎる助言です。
「これから教育費、本当にやばいよ」
「今のうちに働いておいた方がいいよ」
真剣なトーンだったからこそ、数字の現実が突き刺さりました。
「このままだと、家計が詰むかもしれない」
その恐怖心が、私を突き動かしました。
勢いでコールセンター派遣に応募
帰宅後、すぐにスマホで求人を検索し、目に入った「コールセンター派遣」に応募しました。
選んだ理由はシンプルです。
- 大量採用
- 年齢不問・ブランクOK
- 学生時代に経験があった
「これなら、私でもいけるかも」
勢いでポチッと応募しました。
今思えば、あの「勢い」がなければ、また理由をつけて先延ばしにしていたと思います。
結果は採用。
週3日・14時までの扶養内勤務。
社会復帰の第一歩としては、ありがたい条件でした。
研修中にコロナ。スタート直後に止まってしまった
久しぶりに自分専用の名札をつけ、「おつかれさまです」と挨拶する。
それだけで、社会の一員に戻れた気がして嬉しかったのを覚えています。
しかし、研修が終わる頃にコロナ禍が直撃。
学校が一斉休校になり、家にいなければならなくなりました。
「後日行われるフルタイムの研修に切り替えるか、退職か」
を迫られ、当時の私にはフルタイムは無理だったため、退職を選びました。
結果は退職でしたが、
「応募できた」「採用された」「研修に通えた」
という事実は自信になりました。



社会復帰は一発でうまくいかなくても大丈夫。
まずは「動けたこと」が大きな一歩です。
「庶務のはず」が違った…パート事務でミスマッチした理由


コロナが落ち着いた頃、次に選んだのは地元の中規模な会社の「パート事務(週3日)」でした。
しかし、ここでの経験が「働き方」を大きく見直すきっかけになります。
仕事内容は庶務という話だった
面接で聞いていたのは、備品管理や書類整理などの「庶務」。
久しぶりの仕事だし、家の近所で無理なく働けるなら…と、最低賃金に近い時給でも納得して引き受けました。
搾取の始まり?「SE期待」が強かった
しかし働き始めると、雲行きが怪しくなりました。
業務内容が変わっていったのです。
「これ、システム化できませんか?」
「ここ、マクロでチャチャっとやって」
最初は軽い相談だと思って応じていましたが、気づけば
庶務の時給でSEの仕事を求められるようになっていました。
役割と時給がズレる→不信感で退職
業務のシステム化やプログラミングなど、完全に専門職の領域です。
でも、時給は数円たりとも上がりません。
「小さい会社だから、できることは何でもやってほしい」
上司に相談しても、そう言われてはぐらかされました。
「私は、都合よく安く使われているだけなんだ」
そう気づいた時、強烈なモヤモヤに襲われました。
労働基準監督署にも相談し、「限りなく黒に近いグレー」と言われたことで決心がつきました。
私はその会社を退職しました。
この経験で「なあなあの関係」になりがちなパートの怖さを知りました。



「主婦だから」「ブランクがあるから」といって、スキルを安売りする必要はありません。
主婦の社会復帰に「扶養内派遣」が正解だった理由


パートの面接に行くたびに言われる
「パソコン得意なんですね(=なんでも聞けるね)」
という言葉が、トラウマのように聞こえるようになっていました。
そんな時、私の目に止まったのが
「扶養内 × 派遣SE × ブランクOK」の求人でした。
派遣なら「契約」がある。ズレが起きにくい
パートの失敗から学んだのは、「契約の重要性」です。
派遣社員なら、仕事内容(指揮命令の範囲)が契約書できっちり決まっています。
もし契約外の仕事を頼まれても、派遣会社が守ってくれる。
「ここなら、安心して働けるかもしれない」
そう思って応募しました。
扶養内の派遣でSEに復帰|契約がある安心感
予想通り、派遣での仕事は快適でした。
派遣先は、この地域では大手めの企業でコンプライアンスもしっかりしており、「契約内容」以外の無茶振りはありません。



「役割が決まっている」 ただそれだけで、精神的な負担が全く違いました。
ここで1年半ほど働き、
「私、まだSEとして役に立てるんだ」
という確かな自信(土台)を取り戻すことができました。
転機|地方の時給の壁と「都内フルリモート」への挑戦


扶養内派遣で実績を作った頃、派遣先から「フルタイム勤務」の打診がありました。
子どもも大きくなり、時間は作れます。
しかし、私は迷いました。
地方の時給のままフルタイムはしんどい
理由は「時給」です。
地方の時給は低いです。
扶養内の短時間なら納得できていました。
でも、フルタイムでガッツリ責任を持って働くとなると話は別です。
「この時給でフルタイム…?」
と、どうしてもモヤモヤしてしまったのです。
都内フルリモート派遣を「選ぶタイミング」が来た
「せっかくフルタイムで働くのなら、正当に評価されたい」
私は今の派遣先の更新を断り、都内のフルリモート案件に絞ってエントリーしました。
仕事内容は今とほとんど同じでも、都内は時給が1,000円以上高いからです。
結果:時給が1,000円以上アップした
結果は大成功でした!
地方にいながら、都内の企業と契約。
時給は一気に1,000円以上アップしました。



住んでいる場所に関係なく、仕事を選べる時代です。
「地方だから」と諦めなくて本当によかったと心から思いました。
派遣をステップにキャリア加速|フルリモート派遣としての4年間


地方での扶養内派遣で土台を築いた後の、次のステップの話です。
「都内・高時給・フルリモート」
条件は最高ですが、当然希望者も多く、リモートワーク未経験でいきなり長期契約を勝ち取るのはハードルが高いと感じていました。
そこで私は、「まずは実績を作る」という戦略で攻めることにしました。
私が実際に長期契約&時給アップを勝ち取るために踏んだ、最初の短期案件から3年満了までの約4年間の軌跡は、以下の通りです。
1. あえて「短期案件」からエントリーした
最初から「長期」を狙うと、採用ハードルが高くなります。
アデコの担当者さんからも、
「リモート未経験なら、まずは採用されやすい『期間限定(短期)』で実績を作りましょう」
とアドバイスを頂きました。
これは目から鱗でした。
「短期=不安定」と敬遠するのではなく、「リモートワークができる証明書」を手に入れるための期間だと割り切って、2〜3ヶ月の短期案件に応募しました。
2. 「見えない信頼」を積み重ねた
運良く短期案件に採用されましたが、ここからも勝負です。
オフィスにいれば「頑張っている姿」が見えますが、在宅では成果とレスポンスが全てです。
- チャットの返信は即レスを心がける
- こまめに進捗報告する
この「当たり前のこと」を徹底しました。
短期契約は予定通り終了しましたが、ここで「在宅でもしっかり働く人」という印象を残せたのが、後の奇跡につながります。
3. 仕事が途切れた隙に「RPA研修」で武器を増やした
短期契約が終わり、次の仕事を探している間、私はただ待つことをしませんでした。
以前の現場で需要が高まっていた「RPA(業務自動化ツール)」を身につけようと思い、テンプスタッフのRPA研修を受講しました。
「仕事がない期間」=「自分をアップデートする期間」
この時、焦らずにスキルを足しておいたことが、最強の武器になりました。
4. まさかの「指名」で再オファー!そして時給アップへ
RPA研修を終え、しばらくたった頃、驚きの連絡が入りました。
以前働いていた短期の派遣先から、
「また、はないろさんにお願いしたい」
と、なんと指名でのオファーが来たのです。
「短期の間に築いた信頼(Step2)」と「新しく身につけたRPAスキル(Step3)」。
この2つが評価され、再契約が決まりました。
しかも、「RPA業務もできるなら」ということで、時給も前回よりもアップしました。



結果として、この現場には3年間お世話になり、私のキャリアの大きな自信となりました。
5. 3年満了後、さらに理想の「週3勤務・高時給」へ
フルリモートSEとして3年間満了した後、私は次の仕事を探しました。
実はここがまたスムーズにはいきませんでした。
苦労して決まった派遣先も、初回更新せずに終了するという失敗も経験しました。
しかし、以前の私と違ったのは、
合わない職場は無理に続けないと判断できたことです。
そして、最終的に見つけたのが、働く日数は減ったのに時給がさらに上がった「週3日の派遣」です。
結果として、地方派遣のときよりも時給は倍以上になっています。
この理想的な働き方が実現できたのは、フルリモート派遣として3年間しっかりスキルと実績を積み上げたからこそです。



働く日数が減っても、時給が上がれば収入は維持できます。
まとめ|主婦の社会復帰は「調整しながら続ける」が勝ち


主婦の社会復帰は、調整しながら続けるほうがうまくいきます。
私も専業主婦から社会復帰して、ここまで来るのに5年半かかりました。
遠回りもしたし、合わない職場もありました。
でも今は、その遠回りも無駄じゃなかったと思っています。
主婦は家庭の事情で、働ける条件が変わりやすい。
だから働き方も、その都度変えていいんですよね。
その調整がしやすいという意味で、私は派遣という働き方は相性がいいと感じました。
契約で仕事内容が決まっていてズレが起きにくいし、困ったときは派遣会社が間に入ってくれます。
主婦が働き方を整え直すときの「安全策」になりました。
もし今
「働きたいけど怖い」
「何から始めればいいかわからない」
と思っているなら、 派遣会社に登録して相談してみてください。
求人を眺めるだけでもいいし、「扶養内」「時短」「在宅」など希望を伝えて、今どんな選択肢があるか知るだけでも前に進めますよ。
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私のイチオシの派遣会社は!
おすすめは「アデコ」
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