【派遣歴10年が解説】「この派遣先、合わないかも」と気づくサイン7選

この記事で解決できるお悩み

  • 派遣先が合わないけれど、何が合わないのか自分でもよくわからない
  • 「合わない」のか、ただ慣れていないだけなのか判断できない
  • 派遣会社のフォロー担当者に、どう相談すればいいかわからない
  • 合わないと気づいたあと、辞める以外にどんな選択肢があるのか知りたい

「朝、派遣先に向かう足がどうしても重い」
「職場の空気に、いつまでもなじめない」
「契約が終わるまであと何か月…と数えてしまう」

こんな気持ち、ありませんか?

派遣は契約期間が決まっているぶん、「合わない」と感じても、つい我慢してしまいますよね。
でも無理を続けると、心も体もすり減ってしまいます。
次のお仕事探しにまで響いてしまうことも、少なくありません。

私は派遣歴10年以上で、これまで20社ほどの派遣会社に登録して、いろいろな職場で働いてきました。
認定心理士として、働く人の心の動きも学んでいます。

この記事では、『派遣先が合わないかもに気づく7つのサイン』をお伝えします。
あなたの「合わない」の正体がわかれば、勢いで辞めて後悔してしまうのを防げるかもしれません。

私の詳しいプロフィールはこちら

目次

「派遣先が合わない」は3つのタイプに分けられる

ひとくちに「合わない」と言っても、中身は人それぞれです。
まずは、あなたの「合わない」がどのタイプなのか、いっしょに整理してみましょう。
タイプによって、次にとる行動が大きく変わってきます。

タイプ1:派遣先(職場)が合わない

  • 人間関係がギスギスしている
  • 職場の雰囲気が暗い
  • 通勤で疲れる

職場そのものが合わないタイプです。

派遣の場合は、派遣会社はそのままで、別の派遣先を紹介してもらうこともできます。
職場が変わるだけで、同じ仕事内容でもびっくりするほど楽になることがあります。

タイプ2:仕事内容が合わない

  • 聞いていた仕事と違う
  • 難しすぎてついていけない
  • 逆に、簡単すぎて退屈

仕事内容が合わないタイプです。

契約と違う仕事なら、派遣会社に伝えることで改善してもらえるかもしれません。
スキルとのミスマッチだった場合は、次のお仕事を選ぶときの条件を見直すきっかけになります。

タイプ3:派遣会社(担当者)が合わない

  • 相談しても動いてもらえない
  • 連絡が遅い
  • 希望と違う仕事ばかり紹介される

仕事や職場ではなく、派遣会社や担当者さんとの相性が合っていないタイプです。

同じ派遣先でも、派遣会社が変わると、紹介される仕事や対応が変わることがあります。
ほかの派遣会社も見てみると、気持ちが軽くなるかもしれません。

「合わないかも」と気づく7つのサイン

ここからは、「合わないかも」に気づくための7つのサインをご紹介します。
いくつ当てはまるか、数えながら読んでみてください。

サイン1:契約と違う仕事をさせられている

  • 契約にない掃除まで任されるようになった
  • 社員に近い仕事や、責任の重い仕事まで任されそうになる
  • 最初に聞いていた内容と、実際の仕事が違う

派遣で働くときは、「就業条件明示書」という書類で、仕事内容が決められています。
そこに書かれていない仕事を当たり前のようにお願いされていたら、ちょっと注意が必要です。

こんなときは

これは、あなたが我慢する問題ではありません。
まずは、派遣会社のフォロー担当者さんに伝えてみてください。
担当営業さんより、スタッフの就業をサポートしてくれるフォロー担当者さんのほうが、こちらの立場で動いてくれることが多いです。

はないろ

改善されることも多いサインですよ

サイン2:人間関係のつらさが毎日続いている

  • 職場の空気がピリピリしている
  • 怖い人の機嫌をうかがいながら働いている
  • いじめのようなことが起きている

そんな状態が、毎日続いていませんか?
たまになら、やり過ごせることもありますが、毎日続くと、心がすり減ってしまいます。

こんなときは

無視や暴言などのハラスメントにあたる行為は、我慢しなくて大丈夫です。
日付と内容をメモしておいて、派遣会社のフォロー担当者さんに相談してみてください。
派遣会社にも派遣先にも、苦情を受け付ける担当者が決められています。

サイン3:休みの日も仕事のことが頭から離れない

  • 日曜の夕方になると気分が沈む
  • 休日なのに、職場のあの人の顔が浮かぶ

お休みの時間まで、気持ちを仕事に持っていかれている状態ですよね。
休んでも回復しないときは、疲れがたまっているサインかもしれません。

こんなときは

2〜3週間たっても変わらないようなら、職場との相性を見直してみる時期かもしれません。

サイン4:体に変化が出ている

  • 夜、なかなか寝つけない
  • 朝、起きると頭痛や腹痛がある
  • 食欲が落ちた、または食べすぎてしまう

心より先に、体がSOSを出してくれることはよくあります。

こんなときは

7つの中で、いちばん大切にしてほしいサインです。
体調不良が続いている場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。
働き続けるかどうかは、体を守ってから、ゆっくり考えれば大丈夫です。

サイン5:仕事のレベルが3か月たっても合わない

最初の1〜2か月は、だれでも慣れない仕事にとまどうものです。

でも、3か月ほどたっても「難しすぎてついていけない」「簡単すぎて時間が余る」という状態が続くなら、ミスマッチの可能性があります。

こんなときは

「慣れの問題」なのか「そもそも合っていない」のか、フォロー担当者さんに正直に話してみてください。
次のお仕事を選ぶ条件も見えてきますよ。

サイン6:この職場で得られるものが思い浮かばない

  • スキルが身につく
  • 収入が安定する
  • 家庭と両立しやすい。

働く理由は人それぞれですが、どれも当てはまらないとしたら、その職場で頑張る意味を見失いかけているのかもしれません。

こんなときは

「何のために働くのか」を、紙に書き出してみてください。
今の職場でそれが叶わないなら、契約満了で卒業するのもひとつの選択ですよ。

サイン7:派遣会社に相談しても、状況が変わらない

フォロー担当者さんに相談したのに

  • 返事がなかなか来ない
  • 「様子を見ましょう」で終わってしまう
  • 希望と違う仕事ばかり紹介される

派遣先だけでもしんどいのに、派遣会社とのやり取りまでストレスだと、かなり疲れますよね。

はないろ

私も担当営業さんにうまく言いくるめられて、合わない仕事を3か月更新。大失敗した経験があります。

こんなときは

派遣先との相性と同じくらい、派遣会社との相性も大切です。
相談しても動いてもらえないなら、ほかの派遣会社も検討した方がよいです。
派遣会社は、複数登録しても問題ありません。

派遣会社の複数登録はアリ?バレる?20社登録した私の使い分け

ほかの派遣会社も見てみたい方は、こちらを参考にしてください👇
40代・50代主婦におすすめの派遣会社6選

【体験談】私が「この派遣先、合わない」と感じたとき

正直にお話しすると、私も「合わない派遣先」を何度も経験しています。

専業主婦から社会復帰したあと、自分に合う派遣先に出会えたのは4社目でした。
そこまでに、1年ちょっとかかっています。

その後も、合わない会社を1社経験してから、また合う会社に出会えました。
さらに、その派遣先を辞めたあと、今の派遣先の前にも、合わない会社を1社辞めています。

振り返ると、合わない派遣先のほうが多いくらいなんです。
それでも、合う職場にはちゃんと出会えました。

はないろ

1社合わなかったからといって、派遣という働き方がすべてダメなわけではないんですよね。

派遣先を変えた理由は、ひとつではありませんでした

私が派遣先を変えたときの理由は、ひとつではなく、いくつかが重なっていました。
どんなふうに「合わない」と感じていったのか、お話ししますね。

まずは、お金と仕事のバランスです。
働いているうちに、「この時給で、この業務内容はおかしいのでは?」と感じるようになりました。
時給が安いのに、それ以上の業務をやらされる。
搾取されているような気持ちになったこともあります。

次に、仕事の内容です。
最初に聞いていた契約の内容と、実際の仕事が違っていたことがありました。
社員に近い仕事を任されたり、責任の重い仕事を任されそうになったり。
年末年始の休日に1人で当番をやらされたこともあります。
業務内容そのものが、自分に合わないと感じたこともあります。

職場の空気と、たまっていく疲れ

もうひとつは、職場の空気です。
忙しいことが偉い、きつい性格になることが成長の証、という風潮の職場がありました。
いじめのようなことが起きている職場もありました。

管理する人のモラルに疑問を感じたり、一緒に働く社員の方のレベルに疑問を感じたりするうちに、人間関係が嫌になっていきました。

そんな環境にいると、気づかないうちに心も体も疲れてきます。
いつの間にか、疲れがとれなくなっていました。

ここでお話ししたことは、さきほどの7つのサインにもつながっています。
契約と違う仕事はサイン1、職場の人間関係はサイン2、疲れがとれないのはサイン3・4にあたります。

そして、ほかの派遣の案件を見たときに「本気でそっちに行きたい」と思い、辞めました。

今の職場しか知らないと、「ここが普通」と思ってしまいがちです。
でも、ほかの案件を見てみると、「こんな条件の仕事もあるんだ」と気づくことがあります。

はないろ

だからこそ、「合わない」と感じている今のあなたにも伝えたいんです。
合う場所は、探し続ければきっと見つかります。

【心理士視点】「合わない」と感じるのは、あなたが弱いからじゃない

新しい環境は、それだけで心のエネルギーを使う

派遣は、数か月ごとに職場や人間関係が変わることもある働き方です。
人の名前を覚える。
暗黙のルールを読み取る。
慣れないシステムを使う。

一つひとつは小さなことでも、積み重なると想像以上に疲れてしまいます。
「合わない」の正体が、実は「まだ慣れていないだけの疲れ」ということもあるんです。

疲れているときほど「全部ダメ」に見えやすい

心が疲れていると、物事を白か黒かで判断しやすくなります。
嫌なことがひとつあっただけで、「この職場は全部合わない」と感じてしまうんですね。
心理学では、こうした考え方のクセを「全か無か思考」と呼びます。

だからこそ、大きな決断は、少し休んで気持ちが落ち着いてからにしてみてください。
お休みのあとに7つのサインを見直すと、違う答えが出ることもありますよ。

「合わない」は、相性の問題

合わない職場に出会ったからといって、あなたの能力が足りないわけではありません。
服のサイズが合わないのと同じで、ただの相性の問題なんです。

自分を責めなくて大丈夫です。
合う場所を、また探し直せばいいんです。

辞める気持ちが固まったときの、理由別の動き方は、こちらの記事でくわしくお話ししています👇
派遣を辞めたい…どうしたらよい?

「合わない」と感じたときの次の一手

当てはまるサインが見えてきたら、次はどう動くかを考えてみましょう。
選択肢は大きく4つあります。

① まずは派遣会社のフォロー担当者に相談する

どのサインに当てはまっても、最初の一歩はここです。
ただし、相談する相手は担当営業ではなく、フォロー担当者にしてください。

「こんなこと言ったら、印象が悪くなるかも…」と心配になりますよね。
でもフォロー担当者にとっては、早めに教えてもらえるほうがずっと助かるものです。
黙って限界まで我慢されるほうが、実は困ってしまうのです。

伝え方に迷ったら、こんな言い方がおすすめです。

「相談したいことがあります。最近、○○のことで少しつらく感じています。どうしたらいいか、一緒に考えてもらえませんか?」

はないろ

最初から「辞めたい」と言うのではなく、「相談」として話すと、切り出しやすくなりますよ。

② 契約満了で終えて、別の派遣先に移る

職場や人間関係が合わないなら、契約満了のタイミングで次の派遣先へ移るのが、いちばんスムーズです。

更新しない場合は、更新確認のメールが届いたタイミングで、早めにフォロー担当者さんへ伝えましょう。
目安は、契約終了の1か月半〜2か月前です。

次の派遣先を決めるときは、職場見学で雰囲気を聞いておくと、同じ「合わない」を防ぎやすくなります。

③ 契約の途中で辞める

派遣の契約は、原則として期間満了まで働くことが前提になっています。
ただ、体調を崩してしまった、ハラスメントを受けているなど、やむを得ない事情がある場合は別です。

どんな場合でも、突然出勤しなくなるのはおすすめできません。
まずは派遣会社のフォロー担当者さんに相談してから動いてくださいね。

派遣を辞めるときの手順や伝え方は、こちらの記事でくわしくお話ししています👇
派遣を契約途中で辞めたらどうなった?【体験談】

派遣の辞め方と円満退職の手順【派遣を7回辞めた主婦が解説】

④ ほかの派遣会社にも登録しておく

相談しても動いてもらえないとき、今の派遣会社に相談しづらいときは、他の派遣会社に移ることをおすすめします。

派遣会社は、複数登録しても問題ありません。
会社によって、紹介される仕事も、担当者さんの対応も、時給も違います。

登録しておくと、更新の時期が来る前に「今と違う条件の仕事もあるんだ」と知ることができます。
今の職場しか知らない状態で決めるより、ずっと気持ちが楽になりますよ。

主婦の働きやすさで比較した派遣会社はこちら👇
40代・50代主婦におすすめの派遣会社6選

よくある不安Q&A

働きはじめて1週間。もう「合わない」と感じるのは早すぎる?

早すぎるかどうかより、何が合わないのかのほうが大事です。

慣れない疲れなら、1〜2か月で楽になることも多いです。

ただ、契約と違う仕事やハラスメントがあるときは、すぐに派遣会社に相談してください。

派遣会社に相談したら、次の仕事を紹介してもらえなくなる?

相談しただけで紹介が止まってしまうことは、まず考えにくいです。

むしろ、合わなかった理由を伝えておくと、次のお仕事選びで同じミスマッチを避けてもらいやすくなりますよ。

「合わない」だけで、更新を断ってもいい?

大丈夫です。

更新を断ること自体は、派遣社員の権利なので、それだけで関係が悪くなることはありません。

円満に断れば、次のお仕事も紹介してもらえますよ。

断り方の手順は、こちらの記事にまとめています👇
派遣の辞め方と円満退職の手順【派遣を7回辞めた主婦が解説】

今の派遣会社が合わない場合は?

派遣会社は、複数登録しても問題ありません。

会社によって得意な職種や担当者さんの対応はさまざまなので、いくつか登録して比べながら、自分に合う派遣会社を見つけていけますよ。

まとめ

「派遣が合わないかも」という気持ちは、我慢が足りないサインではありません。
今の働き方を見直すタイミングが来たよ、という心からのお知らせなんです。

この記事を読み終えたら、次の3つを試してみてください。

  1. 7つのサインのうち、いくつ当てはまったか数えてみる
  2. 自分の「合わない」が、派遣先・仕事内容・派遣会社のどれなのか考えてみる
  3. 派遣会社のフォロー担当者さんに「相談」として連絡してみる

今の派遣会社に相談しづらいなら、ほかの派遣会社にも登録しておくと安心です。
選択肢が増えるだけで、気持ちにぐっと余裕が生まれますよ。

合う場所は、きっとあります。
ひとりで抱え込まず、まずは小さな一歩から始めてみてくださいね。

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